2022年2月3日 金曜日

今日は何もする気力がなく、少しだけ仕事をして、終わったらひたすら図書館で借りたリチャード・パワーズの『舞踏会へ向かう三人の農夫』を読んでいた。

これまでパワーズの小説を読んだことはなかったのだが、最近新刊が出て書店でよく平積みされているので気になり、デビュー作が図書館にあったので借りることにした。

河出から文庫で出ているらしいが、借りたのはみすず書房の単行本。二段組で400ページくらいあってなかなかボリュームがある。これは、なんというか、小説なのか? という気持ちで半分弱くらい読んだ。

私は本を半分くらい読んだ挙句投げ出す傾向があるので、この本も明日再び続きを読まなければしばらくは読まないと思う。どれも半分まで読んでいるのだから面白くないことはないのだけど、なぜか知らないがよくそこで読みやめてしまう。

うーん、なんなんだこれは、という気持ちになる本。よくわからないがすごい気がする。しかし何を読まされているのだろう? ただ文章にしばしば挟まれる風刺や諧謔が面白いので読んでいられないことはない。でも、公立図書館がこの本を市民に無償で貸し出すことで、公共に対して一体いかなる利益があるのだろう、と思う。

仕事して読書して何も食べずにいたら、突然あり得ないくらいの空腹が襲ってきたので、空腹で動けなくなる前にサンサールに行ってダルバートを持ち帰る。数ヶ月に一回食べたくなる。

ちょっと疲れているのでこの土日はあまり動かずひたすら本でも読んでいようと思うが、少しくらいは外に出たほうが、実は回復が早い。