2023年1月27日 金曜日

日付が変わって、母親の誕生日だったので、LINEでスターバックスのギフトカード(500円×3枚)を送る。これは自分の誕生日に先方から送られたものとまったく同じ。その過程で、LINEギフトで「友だちのほしいもの」が見られることを知って見ていた。スタバやAmazonギフト券が多いななか、緑茶やケンタッキーを選んでいる人はちょっと良い。そのあと眠りにつく。


九時頃目覚める。昨日ばりばり働いたので今日はほとほどでよい。それにしても、メラトニンのおかげなのか知らないが、随分生活リズムが安定してきたし、驚くことに夜はすぐ寝付ける。目を閉じてから五分もしないうちに眠っている。ちょっとまだ一週間程度なので信用しきれてないんだけど、もしこれで一ヶ月とか安定して保てたら、錠剤ひとつで二十年余の課題が解決することになる。拍子抜けしてしまう。

ここ数日は、毎日夕方五時頃にメラトニンを服用して、寝たい時刻の一時間前に処方されているブロチゾラムを飲むことで、一時前後に眠り、九時前後に起きている。

在宅で仕事に余裕があるので、掃除や洗濯や洗い物もこなす。これができなかったら私の生活はとうに破綻しているだろう。みんな子供とかを育てながら、毎日オフィスに通勤してどうやって時間を捻出しているのか? いや正確には時間の問題ではなく、その忙しさのなかでどうやって家事をする気力の余裕を保っているのだろうか。


仕事を早めに上がってバスで渋谷に向かう。O-NESTのexPoPというイベントに行くためだが、車窓に過ぎていく明治通りを眺めていると、もういつまでもバスに揺られていたいような気分。しかし渋谷駅西口で降りる。結構余裕のある時間に上がったはずなのに気づけば開場時刻を過ぎている。

exPoPは月一のイベントで、CINRAが協賛しているとかで、入場は無料。ドリンクチケット2杯分(1,200円)で入れるというお得な代物である。さらに、O-NESTの系列はいまSpotifyがネーミングライツを買っているので、Spotify Premiumの会員はアプリを見せるとドリンクチケットが1杯無料でつく。私はそれに当てはまるのだが、3杯も飲まないかと思ってもらわなかった。

バーカウンターに並んでシャンディガフをもらう。上階に受付やロッカーやドリンク、物販などがあって、らせん階段で下階に降りるとステージと、バルコニーに喫煙所がある。感染症のせいで、結構多くのライブハウスの喫煙所が一時期閉まったり、あるいはなくなったりしていたけど、あるようで安心。煙草を一本吸ってフロアに入ると結構人が多い。何人くらいだろう? 二百人くらいだろうか、これくらいの広さは本当にちょうどいい。

夏に京都METROに行ったときも思ったんだけど、案外こういうイベントの年齢層は幅広い。仕事帰りと思しきスーツのオッさんが体を揺らしているのを見ると人生も悪くないかもしれないと思える。そんなことを考えているうちに一組目のS.A.R.が始まった。

そのあとE.sceneが続いて、その次の和久井沙良を目当てに行ったんだけど、ほかのアーティストも含めてマジで最高だった。かなりよかった。華金にライブハウスに行って聞きたい種類の音楽が揃っていた。いやー、最高、最高。

和久井さん1は大学一年のときに藝大の学園祭で演奏を聞いて以来のファンなんだけど、そのときは同じ藝大の打楽器奏者と組んでやっていて、そのユニットが好きだったんだけれども、ソロになっても鍵盤ひとつで十分かっこいいなという印象を持った。ほかのアーティストがバンドのなかで、楽器ひとつでインストなのに客もめちゃくちゃ盛り上がっていた。というか全体的にお客さんの雰囲気も良かった。一方で途中もはやメディテーションなんじゃないかみたいな荘厳なくだりもあり……。2月にWWWでレコ発やるらしいけど、そちらはバンド体制らしくゲストも良い感じなので行こうか迷う。

和久井さんの演奏が終わったあと、バーカウンターで飲み物を頼む。結局3杯飲んだ。酒があまり飲めないので2杯目以降はコーラとジンジャーエール。喫煙所に出たらぼた雪が降っていて、スクランブルスクエアが霞んで、屋根があまりないので若者たちの髪やジャケットに雪が降り積もり、かなりエモーショナルな光景だった。味わい深く思ってから最後のパジャマで海なんかいかないを見る。ゆるいバンド名に対してソウルフルなボーカルでびっくりした。あとで音源も聞いたけど、ライブの方がずっとよかった。


帰り、終バスに間に合う。もう止んでいたけれど、雪が降ったせいか車通りの少ない明治通りをバスが飛ばしていく。都バスは基本的に安全運転なのだが、珍しく京都市バスくらい運転が荒かった。

バスを降りてちかくのマクドナルドに行く。サムライマックのなんかにんにく醤油ポテトみたいなバーガーが、とてもジャンクな、マクドナルドに求めている味がしておいしかったんだけど、もう終売らしかった。それで仕方なくポテナゲ大を持ち帰る。なんかナゲットはいま黒胡椒のついた衣の別バージョンがあるらしく、それと普通のが両方入っているのを頼んだんだけど、家で見たらどっちも普通のナゲットだったし、ポテトは寒さのせいか冷めていた。それでもお腹が空いていたのですごい勢いで食べた。


  1. アーティストにさん付けするのアレだけど、向こうは私の存在を認知していないだろうが、こちらからは知り合いの知り合いくらいの距離感なのでちょっとさん付けしたくなる。