文章

2024-03-20 (2)

春分が国全体で祝われるべき日であるというのは少し不思議に感じられる。しかし理由はともあれ、私の勤めでは祝日は休みであり、休みは良いことである。週末に結婚式への参列を控えているので髪を切ることとした。 前回美容室に行ったのは半年近くも前のこと…

2024-03-20

暦の上では春分であり世間では桜もそろそろ咲き始めようという感じらしいが、春めいた陽気とはまだまだ言いがたい。私が満足する程度の温暖さというのは実際5月くらいまでやってこない。 最近は仕事もまったく捗らず(私がまったくと言ったら文字通りまった…

無印良品のランドセルの思い出

ワークマンが8,800円のランドセルを売り出すというニュースが「はてなブックマーク」で話題になっていた1。そのニュースに対する反応を見ていて思い出したのだが、私も無印良品の安いランドセルを使っていた。それについて書く。 今ではもう売っていないよう…

ただそうである日々

最近はただそうである日々を送っている。寒くなったなと思って上着を着る。白い目で見られない程度に仕事。暇だなと思えばTwitterを開くか、娯楽としての本を読むか、散歩でもするか、お茶するか。たわむれにTinderで会った人とそういうことになる。人を家に…

花見をした日、眠る前に考えること:韻文、本、勉強

今日は花見に行って、行く前は前回の記事に書いたような眠気に襲われていたのだが、とりあえず15分ほど横になりほんの少しだけ回復した気力をもってして代々木公園へと自転車を漕いだ。多くの人と久闊を叙することができよかった。晴れ間もあったものの夕方…

春の夜で

今日は昼過ぎまで眠っていて、案の定夜眠れない。月曜は有休をとって四連休だったけど、午前中に起きられた日ってあるだろうか。明日は仕事だ。ちょっとくらい寝不足でもなんとかなるとは思うけど、月並みな発想だけど、眠れない夜と朝の抗いがたい眠気を交…

ヒッチハイクと人生は同じなのかもしれない

私はかつて、何度かヒッチハイクをした。金のない人間がどこか遠くへ行きたいと思ったとき、夜行バスか18きっぷかヒッチハイクのどれかを使うことになる。いずれもよく使ったが、移動手段としての面白さはヒッチハイクが最も大きい。そのうえ無料である。 大…

ADHD/ASDの発達障害者が精神障害者保健福祉手帳(3級)を取得するに至るまでのすべて

月曜に精神障害者保健福祉手帳を受け取った。私は今年25になる予定で、大学1年の秋にADHD/ASDの診断を受けてから5年が経つ。手帳を取得したというのはひとつの節目のように思われるので、幼少期から長じるにつれて発達障害の疑いを持ち、診断を受けるまで、…

ほんとうのこと

以下の文章は昨年(2021年)の秋口に、友人たちと行っているクローズドな交換日記に寄せたものだが、久しぶりに読み返してみると、乱暴ながら悪くないと思えたので、一部の表現を現状に即して改めた上で公開する。 ほんとうのことはどこにあるんだろう? ペ…

ゆっくりと死んでいく

このまえも書いたことだが、会社でやることがなく暇なので、最近はいくらか余裕が出てきている。本を読み、文章を書けるようになった。いつでも、その渦中にあるときはそれについての文章は書けない、と思う。そこから抜け出すために書くことはできるかもし…

実録・市ヶ谷の釣り堀

総武線市ヶ谷駅のホームから、釣り堀が見える。外濠の一角を区切った形の釣り堀だ。東京にいくらか住んだ人はみな認知していて、気になっていると思う。私もそうだった。 会社で、人事の人と新卒の同期と雑談しているとき、その釣り堀の話になった。知ってい…

ボヘーム・シガー・モヒート

近所のコンビニに行ったらボヘーム・シガー・モヒートが置いてあった。煙草屋にもあまり置いていない銘柄なのに。懐かしく思って買った。 大学二、三年のとき、キャンパスの近くに住んでいる友人の家を何人かで溜まり場としていた。家主のほかに四人よく来て…

ポケモンGOの思い出

ポケモンGOをプレイしたことはないのだが、かなり印象的な思い出がある。 高三の夏、放課後にクラスメートと二人で学校近くの公園に行った。ベンチで文化祭の準備について話し込んでいた。たぶんそれだけじゃなくて、いろいろな話をしたと思う。 日が暮れた…

文章(深夜の暇つぶしとして)

僕はあと二週間程度で週に五日、七時間ずつ(八時間でないのは雇用者の良心と言えるかもしれない)働く代わりに毎月二十数万円程度の金銭を得るという契約を結ぶことになる、実際にはそれは既に結ばれていて、僕がPDF形式の内定承諾書に電子署名をした時点で…

連想練習

いまから三十分間、頭に浮かんだことをできるだけそのまま文章にしていこうと思う。それが可能な試みなのかわからない。私は普段整理された文章を書く方だと思う。しかし今日はそれをさせるリミットのようなものを外して、できるだけだらだらと、脳に浮かぶ…

期待しすぎてはいけない

小学校二年生のとき、学校から家に帰るとやっちゃん(・・・・・)がいなくなっていたことがあった。やっちゃんは当時、母と懇ろな関係にあり、僕は母、母方の祖母、そしてやっちゃんと一緒に住んでいた。 やっちゃんが父親ではないということは僕は知ってい…

Internet is (not) dead.

インターネットを毎日利用するようになってから14年が過ぎた。2007年のクリスマスにレノボのコンピュータを買い与えられたのがその始まりで、明確に覚えている。僕は今年24になり、つまり人生の半分以上をインターネットとともに過ごしている。そしていま、…